整形外科医oceanaidのブログ

中堅整形外科医の視点でいろいろ書いていきます。

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【超高還元率】マリオット系列ホテルに宿泊して実際に獲得したポイント数は?【SPGアメックスカード】

こんにちは、中堅整形外科医oceanaidです。

 

私はホテル系最強クレジットカードとの呼び声が高い「SPGアメックスカード」をメインカードとして利用しています。

 

以前の記事でご報告させてもらいましたが、

夏休みを利用してマリオット・インターナショナル系列ホテルのシェラトン沖縄サンマリーナリゾートに宿泊してきました。

oceanaid.hatenablog.com

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そこで今回は、

SPGアメックスカードを利用してシェラトン沖縄サンマリーナリゾートに宿泊した際に、実際に獲得したポイント数をご紹介したいと思います。

 

ポイント付与の仕組みについてはこちら↓
oceanaid.hatenablog.com

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① SPGアメックスカード特典によるポイント

シェラトン沖縄サンマリーナリゾートに3泊4日滞在しましたが、

ホテルでかかった費用はずばり、128,477円(税込、食事代込)でした。

 

系列ホテルに宿泊する場合、

SPGアメックスカードの特典にて利用金額100円につき6ポイント獲得できます。

(通常ポイント3ポイント+ボーナスポイント3ポイント)

 

よって、7,708ポイント獲得したことになります。

ちなみに

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アメリカンエキスプレスからの利用明細書の抜粋です。

 

ひと月のカード利用合計額100円あたり3ポイントの通常ポイント(モザイク部分)と系列ホテル利用によるボーナスポイントの合計がこの月の獲得ポイントになります。

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②Marriott Bonvoy特典によるホテル滞在ポイント

SPGアメックスカードを所持していると、自動的にMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員になれます。

 

系列ホテルでの客室料金や部屋付けにできるスパ、レストランなどの付随費用など対象となる利用金額全額に対して、

Marriott Bonvoy会員なら通常1米ドルにつき10ポイント獲得できますが、

ゴールドエリート会員特典で25%アップの1米ドルにつき12.5ポイント獲得できます。

(ただし、税やサービス料を除いた料金に対して)

 

今回の宿泊では通常ポイント8,744ポイント+ゴールドエリート特典ポイント2,186ポイント合計10,930 ポイントでした。

(税やサービス料がかなり掛かるため、実際にポイント対象となる費用は94000円程度と思ったよりも低い金額でした。)

 

また、ゴールドエリート会員の場合はウェルカムギフトポイントとして500ポイント獲得できます。

 

さらに、

SPGアメックスカードを申し込む際は予めMarriott Bonvoy会員(無料)になる必要があるのですが、
紹介プログラムが存在し、そのプログラムを経由すると、

マリオット系列ホテル1滞在につき2,000ポイント、最大5滞在分10,000ポイント獲得できます。

oceanaid.hatenablog.com

 よって、ホテル滞在での合計ポイントは、

10,930 + 500 + 2,000 = 13,430ポイントとなりました。

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合計ポイントとその還元率

①と②の合計は、

7,708 + 13,430 = 21,138ポイントです。

 

1ポイントあたり0.4円~1.5円程度と言われていますので、

8,455円~31,707円程度還元されたことになり、

その還元率は、

6.6%~24.7%と驚異的な数字になりました。

 

ちなみにSPGアメックスカードを作って4か月経過しましたが、

oceanaid.hatenablog.com

こちら↑で紹介した39000ポイントとあわせて、

 

現時点ですでに85,524 ポイントも貯まってしまいました。

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85,000ポイントあれば、

ピークシーズンのカテゴリー8のホテル以外ならどこでも最低1泊できるポイント数です。

(カテゴリー8とはリッツカールトンなどの高級ホテルで1泊10万円以上することもざらですが、カテゴリー8でもレギュラーシーズン以下なら宿泊できます。)

 

あるいは、

このうちの60,000ポイントをあらゆる航空会社のマイル25,000マイルに交換することもできます。(60,000ポイント毎の交換で5000マイルのボーナスを獲得できます)

年会費30,000円オーバーと高いですが、

次回更新時にはさらに無料宿泊特典も貰えますし、作って良かったなと思えるクレジットカードでした。

oceanaid.hatenablog.com

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手のしびれの原因となる「肘部管症候群」について整形外科医が解説してみました

こんにちは、中堅整形外科医oceanaidです。

今回は手のしびれの原因となる「肘部管症候群」についてお話していきたいと思います。

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肘部管症候群とは?

肘の内側には尺骨神経と呼ぶ神経が走行しています。

(椅子の角に肘の内側をぶつけた時に小指の先まで電気が走ったようにしびれた経験があると思いますが、その神経です。)

 

その役割として、

手首や小指と薬指を曲げたり、親指を閉じたり、親指以外の指を開いたり閉じたりする運動を司っています。

また、小指と薬指の小指側半分、手の甲の小指側半分の感覚も司っています。

 

尺骨神経は肘の内側の肘部管と呼ばれる骨と靱帯で形成されるトンネルを通過しますが、

このトンネルで尺骨神経が圧迫されて発症する疾患を肘部管症候群と呼びます。

 

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原因は?

  • 肘部管を形成している靱帯など(滑車上肘靱帯やOsborneバンド)やガングリオンなどの腫瘤による圧迫
  • 加齢に伴う肘の変形(変形性肘関節症)
  • 幼少時の骨折による肘の変形(上腕骨顆上骨折後の内反肘や上腕骨外顆骨折後の外反肘)
  • 野球や柔道などのスポーツによる慢性的な負荷

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症状は?

麻痺の進行により症状が異なります。


初期は小指と薬指の小指側半分、手の甲の小指側半分にしびれや感覚障害が出現します。


麻痺が進行すると手の筋肉(骨間筋)が萎縮し、小指と薬指の変形(かぎ爪変形)が出現します。

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診断は?

前述の症状があれば肘部管症候群を強く疑います。

 

肘部管を軽くたたくと、指先にしびれ感がひろがる(Tinel様サイン陽性)ことが多いです。

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 神経伝導速度を測定し、速度の遅延があれば確定診断です。

 

似たような症状を起こす疾患としてギヨン管症候群、頚椎症性神経根症などがありますが、

 

違いは、

ギヨン管症候群は薬指と小指を曲げる筋力は正常で手の甲の感覚障害がない点、

頚椎症性神経根症は前腕(肘から手首まで)の小指側の感覚障害が出現する点が挙げられます。

 

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治療は?

肘を90°曲げて作業すると肘部管の圧が約3倍に高まり、症状が増悪することが多いので、肘を90°以上曲げないように椅子を高くするなどの指導を行います。

 

あわせてビタミンB12製剤の処方を行います。

 

症状は進行性のことが多いため、

運動麻痺、筋肉の萎縮、神経伝導速度の低下などが1つでもあれば早期に手術を行います。

 

手術方法としては、

肘部管の開放(滑車上肘靱帯やOsborneバンドの切離)による神経の除圧や、

肘の内側の骨の切除、神経を剥離して前方に移行する手術などが行われ、

良好な成績が報告されています。

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以上、今回は「肘部管症候群」についてのお話でした。

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肩の痛みの原因となる「腱板断裂」について整形外科医が解説してみました

こんにちは、中堅整形外科医oceanaidです。

今回は肩の痛みの原因となる「腱板断裂」についてお話していきたいと思います。

 

腕の痛みについてはこちら

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腱板断裂とは?

肩関節にはインナーマッスルの棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つが存在し、

4つあわせて腱板と呼ばれています。

そして、これらの筋肉は腱性部分を経て上腕骨に付着しています。

 

腱板は腕を動かす際に重要な筋肉群ですが、

腱板の腱性部分が断裂し、連続性が断たれた状態を腱板断裂と呼びます。

4つの筋肉のうち、棘上筋が最も断裂しやすいです。

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断裂の原因としては以下が挙げられます。

  • 加齢による腱の変性
  • 腱板収縮による腱性部分への力の集中
  • 肩峰(腱板の上にある骨;肩甲骨の一部)との衝突
  • 外傷
 

誰に多い?

中年以降に多いです。

 

40歳代以下が5%、50歳代が15%、60歳代が25%、70歳代が45%、80歳代が
50%程度と、年齢とともに腱板断裂の頻度が上昇していきます。

 

ただし腱板断裂があっても症状がないことが多く、

腱板断裂の2/3程度は無症状と言われています。

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症状は?

動作時痛、安静時痛、夜間痛を認めることが多いです。

 

夜間痛とは就寝時に痛みが出現することで肩関節疾患に特徴的な症状ですが、

その原因として、

就寝後に肩に意識が向くこと、就寝時は皮膚温が下がり痛みに敏感になることなどが関連していると言われています。

 

また腱板が断裂すると筋力低下も引き起こし、

断裂部位によって腕を前から上げにくくなったり、横から上げにくくなったり、腕を捻じりにくくなったりします。

(棘上筋腱断裂で外転筋力低下、棘下筋腱断裂で外旋筋力低下、肩甲下筋腱断裂で内旋筋力低下)

 

診断は?

さまざまな診察法が開発されており、診察にて断裂部位が推測可能なことが多いです。

 

画像検査としては、超音波やMRI検査が有用です。

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治療は?

断裂部が自然につながることはありませんが、

中高年の場合は基本的にまずは保存療法を選択することが多いです。

 

保存療法としては、

消炎鎮痛剤の内服や副腎皮質ステロイド注射、ヒアルロン酸注射、理学療法(温熱療法、ストレッチ、関節可動域訓練、筋力強化訓練など)などが行われます。

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3~6か月間程度継続することで、約7割の方は痛みや筋力低下が軽減し、日常生活に支障がなくなります。

 

若年者の外傷やスポーツによる断裂、保存療法に抵抗する残りの3割の方などには手術療法を選択します。

 

手術療法としては、鏡視下腱板修復術が最もよく行われています。

関節鏡を用いた低侵襲な手術方法です。

骨にアンカーを打ち込み、アンカーから出ている縫合糸を用いて断裂部を縫合します。

断裂の大きさに依存するところもありますが、概ね1~2時間の手術時間です。

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極めて良好な手術成績が報告されていますが、

術後の再断裂が問題となることがあります。

再断裂率に関しては、術前の断裂サイズに依存するところも大きく、

断裂サイズが大きければ大きいほど、再断裂率も高まります。

 

ただし再断裂したとしても、

術前の状態に逆戻りになることはほとんどなく、

再断裂しても術前よりははるかに改善することが多いです。

 

 また、原則70歳以上の高齢者に限りますが、

鏡視下腱板修復術が困難な広範囲の腱板断裂などで、腕を上げることができない(偽性麻痺肩)場合は、リバース型人工肩関節全置換術が適応となることもあります。

 

ヨーロッパでは20年以上前から行われていた手術方法ですが、

日本では2014年4月から使用開始となりました。

 

痛みをとる、腕をあげれるようになるという点に関しては素晴らしい手術方法で日本全国に広まっています。

 

以上、今回は「腱板断裂」についてのお話でした。

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【初心者向けのFX自動売買】整形外科医の資産運用ループイフダン編【利用者の80%が利益】

こんにちは、中堅整形外科医oceanaidです。

 

資産運用の重要性に気付き、2018年5月から投資を開始しました。

 

過去の運用成績はこちら↓

oceanaid.hatenablog.com

oceanaid.hatenablog.com

 

実は10月中旬から上記に加えて、FXも開始してみました。

(FXに関しては運用というよりも少しゲーム感覚で開始しているところがありますが...)

 

今回、そのことについてご紹介したいと思います。

 

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以下の記事はアイネット証券のホームページを参考・引用させて頂きました。

FXシステムトレード/シストレのアイネット証券【公式TOP】

 

FXとは?

FXとは外国為替取引のことで、「Foreign Exchange」を略して「FX」と広く呼ばれています。

異なる2国間の通貨を売買して取引します。

 

FXでは、秒単位で変動する各国の通貨価格の差額と、スワップポイント(2通貨間の金利差調整額)で利益を出します。

 

私自身、FXという名前だけは知っていましたが、

FXで数十万、数百万円損したなどの話も聞くためギャンブル的な要素が強いと思い敬遠していました。

 

しかし、ひょんなことから「ループイフダン」という、初心者向けのFX自動売買を知り、FXを始めてみることにしました。

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ループイフダンとは?

ループイフダンとは自動で売買を繰り返すリピート型FXと呼ばれる方法で、

アイネット証券ひまわり証券が提供しているサービスです。

 

日本ではアイネット証券が元祖で、2社とも大差はありませんが、

取引通貨ペア数や値幅、損切り設定、スワップポイントなどの点でアイネット証券が有利なため、私はアイネット証券で口座開設しました。(口座開設無料です)

 

アイネット証券の解説がわかりやすいためまるまる引用させて頂きます。

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裁量取引(自分でする取引)と違い、

最初に「通貨ペア」、「売り・買い」、「損切りのあり・なし」、「値幅」、「最大ポジション数」を設定さえすれば、後は自動で取引をしてくれます。

 

また、すごいのが、

ループイフダンは「利用者の80%が利益を出している」という実績(※)もあるそうです。

 

※2018年4月末時点と同年9月末時点を比較したとき、決済損益がプラスになり資産が増加した人の割合(アイネット証券調べ)

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私の設定

口座に500万円入金しスタートしています。

(現時点では実効レバレッジ0.7倍、口座維持率3600%なのでここまで不要かもしれませんが、FXの勉強を全くしていない完全なる素人ですので過剰とは思いながら入金しています。)

 

現時点では下記の5つの設定をしています。

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※通常のFXの場合1万通貨単位(ドルなら1万ドル)での取引ですが、

ループイフダンではその1/10の1千通貨単位の取引となり、

数量1が1千通貨、数量3は3千通貨の取引を意味しています。

 

完全なる素人の設定なので特に深い意味はないのですが、

ループイフダンを解説しているブログなどをみると、豪ドル/円の通貨ペアがおすすめで、値幅は広い方がトータルリターンは良いとのことでとりあえず①の設定から開始しています。

 

値幅40では1日に1回約定するかどうかで、つまらなかったため、

その後、②の米ドル/円の値幅10の設定も開始しました。

 

実はここには記載していませんが、米ドル/円とユーロ/米ドルの数量10(1万通貨単位)での設定も一時期開始していました。

10倍の数量ですので思惑通りの値動きの場合は10倍の利益でホクホクでしたが、思惑と逆の動きになったときの含み損が恐ろしくなり、停止しました。

 

特にユーロ/米ドルはタイミングも何も考えずに損切りなし設定で開始してしまったため、一時含み損が5万円近くまで広がってしまいドキドキな日々を過ごしていました。

 

結果的に含み損が減少していき、含み損1万円程度の時点で決済しました。

(もう少し保持していれば含み損なしの水準まで戻りましたが、我慢できませんでした。FXではいつかは戻るという考えが危険らしく、勉強代と割り切ることにしました。)

 

数量10などのアグレッシブな設定の場合は損切りありにしなければな~と考えさせられました。

 

③の設定に関しては完全なる思いつきで、理由も何もありません。

 

現在メインに考えているのが④と⑤の設定です。

豪ドル/NZドルの通貨ペアの両建てです。

オーストラリアとニュージーランドは同じオセアニアの国でそれぞれの通貨の値動きがとても似通っており、そのため豪ドル/NZドルの通貨ペアでの値動きは小さく、

ここ数年では1.00~1.13付近までの間を上下動しています。

 

この範囲内をカバーできるようにと考え④、⑤の設定を開始しました。

両建てですので④、⑤のどちらか一方が利益を出せばもう一方の含み損が増すことになりますが、利益確定の回数が増え、ある程度どちらか一方に値動きの方向が傾けば片方を停止する方針で考えています。

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私の成績

10月中旬からの約4週間時点での成績ですが、以下の通りです。

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4回、計約15000円の損切りスワップポイント益込みで約11600円のマイナス)をしても3万円の確定利益がありました。

 

含み損込だと8400円のプラスで、今後の値動き次第ではマイナスに転じる可能性も十分にありますが、

損切りなしの設定で、含み損ありきと考えてますのでこのまま経過を見ていきたいと思います。

 

ちなみに9月下旬からデモ口座で取引をしていたのですが、こちらの方が成績良好です。

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実口座ではどうしても感情移入してしまい、足を引っ張っているのかもしれません。

 

FX初心者向けの入門書(ネット上で一番評判が良い本です)でようやくFXの勉強を開始したところですが、その本にもはっきりと「感情移入するな」と書いてありました。

 

しっかり勉強していきながら資産運用していきたいと思います。

 

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整形外科医が「脚の痛み」について解説してみました

こんにちは、中堅整形外科医oceanaidです。

 

今回は、「脚の痛み」についてお話させてもらいます。

 

各疾患名をクリックするとその疾患の解説が見れますのでご参考にして頂ければ幸いです。

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脚の痛み

脚は医学用語で下肢と呼びます。


下肢とは股から足先までを含み、

股から膝までを大腿、膝から足首までを下腿、足首から足先までを足(趾)と呼びます。

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 それでは、下肢のそれぞれの部位に起こる疾患についてご紹介していきます。

 

脚全体の痛み

腕全体の痛みの場合と同じで神経由来の症状のことが多く、

その神経が担当している領域にジンジン・ビリビリするしびれたような痛みが出現します。

 

腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症などがあります。



しびれるだけでは経過観察となることが多いですが、

脚の麻痺が出現する場合は手術を要することもあるため注意が必要です。

 

その他、骨の変形に由来するO脚変形X脚変形や、骨・筋肉・神経などの障害による移動機能低下(=ロコモティブシンドローム)などもあります。

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股の痛み

股関節の痛みは特に女性に多く

頻度で言うと、変形性股関節症や大腿骨頚部骨折、骨盤骨折が多くなってきます。

 

変形性股関節症子供の時の病気発育障害の後遺症として発症することが多いです。


大腿骨頚部骨折や骨盤骨折などは、

骨粗鬆症女性に多い)のため骨が脆くなり転んだだけで骨折を起こしてしまいます。

 

その他、アルコール多飲が関与する特発性大腿骨頭壊死症や、

サッカー選手に起こりやすい鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)などもあります。

 

膝の痛み

代表疾患としては、変形性膝関節症靱帯損傷オスグッド・シュラッター病半月板損傷などがあります。

 

変形性膝関節症股関節症と同じく女性に多い疾患です。

 

変形が進行するとO脚変形X脚変形を認めるようになります。

 

靱帯損傷オスグッド・シュラッター病スポーツ障害として起こりやすく、

それぞれ起こしやすいスポーツがあります。

(例えば前十字靱帯損傷では、サッカーやバスケットボール選手に好発します。)

 

半月板損傷はスポーツや事故などで膝をひねって損傷する場合や、

靱帯損傷に合併して損傷する場合、

加齢による半月板の質の低下によって損傷する場合など原因が様々です。

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足首の痛み

代表疾患としては、足関節捻挫、足関節骨折、アキレス腱断裂変形性足関節症などがあります。

 

いずれも、足首をひねったり、スポーツ中などに起こりやすいです。

 

捻挫の場合は手術となることはほとんどありませんが、

骨折やアキレス腱断裂の場合は、早期回復のため手術を選択することもあります。

 

変形性足関節症捻挫や骨折の後遺症として発症しやすくなります。

 

足の痛み

代表疾患としては、扁平足外反母趾モートン病痛風足底腱膜炎、足部の骨折などがあります。

 

扁平足外反母趾モートン病女性に多く、靴の形などが影響してきます。

反対に痛風男性に多く、暴飲暴食した翌朝などに、

急に足の親ゆびのつけ根が赤く腫れあがり激痛が出現します。

 

足底腱膜炎は慢性的に足の裏(踵付近)に痛みが続く疾患です。

 

手術を要する疾患は少ないですが、

症状が進行している場合や重度の骨折の場合などは手術を要することがあります。

 

以上、今回は「脚の痛み」についてのお話でした。

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【2019年10月】整形外科医の資産運用成績を公開!【トータルリターン7.15%】

こんにちは、中堅整形外科医oceanaidです。

 

2018年2月にマネックス証券に口座を開設し、投資を開始しました。

 実際に投資を開始したのが2018年5月からですので、1年5ヵ月の成績になります。

 

過去の運用成績はこちら↓

oceanaid.hatenablog.com

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10月31日時点での運用成績

iDeCo、NISA、積立投資信託すべての運用成績(配当金を含む)を合計した結果は以下の通りです。
なお、IPOは2018年に1度だけ当選したことがありますが、以下の結果には含めていません。

 

総取得額         ¥3,762,700

総評価額         ¥4,031,660

含み損益           ¥268,961

トータルリターン                 7.15%

*手数料は考慮せず、1ドル108.67円(10/31時点)で計算

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NISA

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米国株高のおかげで今月はプラスで経過しています。

 

PMとWBKは配当金を含めると数千円の含み損まで回復してきました。

リセッションを控え、今後の取り扱いをどうするか悩み中です。

 

VTI、VYMに関しては盤石です。

配当金を含めると2つあわせて8万円以上の含み益です。

リセッションで当然下がるとは思いますが長い目で見ると必ずプラスになると信じています。

 VTIは楽天VTIをつみたて中ですので、

NISAではVYMを引き続き購入していきたいと思います。

 

また、

以前RDS.BとSPYDをそれぞれ約30万円分ずつ購入したことをご紹介させて頂きました。

oceanaid.hatenablog.com

  二つとも酒に酔った勢いでの衝動買いです。

 

一時は一気に含み損が増え、落ち込んでいたのですが、

現時点では二つ合わせて5万円以上の含み益となっています。

 

さらに、権利落ちでの購入と思っていたのですが、

 時差の関係か、権利付き最終日での購入だったようです。

(酔っていて詳細を覚えていないのですが...)

どちらも無事に配当金(RDS.B 47ドル、SPYD 32.23ドル)を頂きました。

 

RDS.Bの今後は悩み中ですが、SPYDは引き続き購入していきたいと思います。

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iDeCo

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iDeCoに関しては月一くらいでチェックしているのですが、

はじめて全てがプラスになった気がします。

 

小額のため分散効果もほとんどなく保持していても意味がない気もしますが、

将来的にはプラスになると信じてもう少し保持してみたいと思います。

 

つみたてNISA、積立投資信託

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楽天VTIだけのトータルリターンは7.71%と良好です。

短期の結果には一喜一憂せず毎月133,333円をつみたてていきます。

 

 

以上、10月の運用成績でした。

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整形外科医が「腕の痛み」について解説してみました

こんにちは、中堅整形外科医oceanaidです。

今回は、「腕の痛み」についてお話させてもらいます。

 

各疾患名をクリックするとその疾患の解説が見れますのでご参考にして頂ければ幸いです。

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腕の痛み

腕は医学用語で上肢と呼びます。

 

上肢とは肩から指先までを含み、

肩から肘までを上腕、肘から手首までを前腕、手首から指先までを手(指)と呼びます。

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一口に腕の痛みといっても、

腕全体が痛い場合や、肩が痛い場合、肘が痛い場合、手首が痛い場合、手先が痛い場合などと多岐に渡ります。

 

そこでそれぞれの部位に起こる疾患についてご紹介していきます。

 

腕全体の痛み

代表疾患として頚肩腕症候群頚椎症性神経根症頚椎椎間板ヘルニア胸郭出口症候群などがあります。

 

腕全体の痛みの場合は神経由来の症状のことが多く、

ジンジン・ビリビリするしびれたような痛みが出現します。

 

しびれるだけでは経過観察となることが多いですが、

腕の麻痺が出現する場合は手術を要することもあるため注意が必要です。

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肩の痛み

代表疾患として五十肩肩腱板断裂石灰性腱炎、肩関節脱臼、骨折などがあります。

 

肩の痛みの場合、

症状が軽いうちは腕を動かしたときだけ痛むこと(運動時痛)が多いですが、

症状が進行すると、じっとしていても痛みが出現したり(安静時痛)、

夜に眠れなくなる程痛みが強くなったりします。

特に、夜になると痛みが増強することを夜間痛と呼び、肩の疾患に特徴的です。

 

肩の痛みに対してはストレッチなどの運動療法が効果的ですが、

痛みが持続する場合は手術を要することもあります。

 

肘の痛み

代表疾患としてはテニス肘ゴルフ肘、野球肘、変形性肘関節症肘内障、骨折などがあります。

 

スポーツの名前がついている疾患が多いですが、

名前の通りその名を冠するスポーツ愛好者に多い疾患です。

 

しかし、テニス肘はテニスをしていなくても発症しやすいです。

肘内障幼児に多い肘の痛みを起こす疾患です。

 

お父さん、お母さんがお子さんの手を引っ張ったときに痛みが出現し、

腕を動かせなくなって受診されることが多いです。

(整形外科を受診して頂いたら数秒で治すことができます。)

 

肘の痛みに対しても運動療法が効果的であり、

手術を要することは少ないですが一部疾患や骨折の場合は手術を要することもあります。

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手首の痛み

手首は骨、靭帯、腱が大部分を占めています。

 

骨、靭帯由来の痛みとしては、

変形性手関節症、捻挫・骨折、キーンベック病などがあります。

 

腱由来の痛みとしては、

ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)ガングリオンなどがあります。

 

いずれも職業柄手をよく使う方に多いです。

 

手首の痛みに対してもストレッチなどの運動療法が効果的ですが、

一部疾患や骨折の場合は手術を要することもあります。

 

手の痛み

代表疾患としては、ばね指母指CM関節症ヘバーデン結節ブシャール結節、腱損傷、手根管症候群、骨折などがあります。

 

手首の痛みと同様ですが、

職業柄手をよく使う方に多いです。

 

手根管症候群などの神経障害の場合は指先のしびれも伴ってきます。

 

やはり手指の痛みに対してもストレッチなどの運動療法が効果的ですが、

一部疾患や骨折の場合は手術を要することもあります。

 

以上、今回は「腕の痛み」についてのお話でした。

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