整形外科医oceanaidのブログ

中堅整形外科医の視点でいろいろ書いていきます。

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【悲劇】働き方改革を機に給料が激減【愚痴】

こんにちは、中堅整形外科医oceanaidです。

 

以前、働き方改革を機に時間外手当の制度が変更となり時間外手当が減少する見込みと愚痴りました。

oceanaid.hatenablog.com

10月からその制度が開始され、
制度適用後の給料明細を先日受け取りましたが、予想通り給料が減少していたのでそのお話をまた愚痴ります。

(ご不快な思いをされる方もいらっしゃると思いますので、その場合は申し訳ございません。)

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当院の時間外手当の制度はもともと、

1人治療をすると○○円というように、働いた件数分だけその内容に応じて手当をもらえる制度でした。

(該当しない業務に関しては無給のため、サービス労働もかなりありましたが...)

 

そして今回、件数に関わらず時間当たり○○円という制度に変更となりました。

(おそらくこちらの方が一般的かとは思います)

 

ここで問題なのが仕事の内容問わずに(難易度等含めて)、

キャリア年数に応じて機械的に1時間当たり○○円と設定されたため、

だらだら病院に残って事務的な業務をしても、時間外に緊急手術をしても同じ業務としかみなされなくなってしまった点です。

(病院の収益的には後者が段違いに高いです。)

 

事務方の話では、

医師一人あたりの病院の収益は、私自身トップクラスで月3000万円くらいの収益を上げているとのことです。

しかし、

自分で言うのもなんですが手際は割と良い方なので時間外の労働時間がとても長いというわけではありません。

そのため給料が激減し、新制度適応前の給料から10万円弱となってしまいました。

 

一方で収益はあまり挙げていないであろう他科の別の医師は、

時間外や休日に自分のデスクでだらだら作業をしているのでその分時間外労働が増えたとみなされて給料が激増したとのことです。(数十万円増えたとのことです。)

 

極論、

(悪い言い方をすれば)仕事ができない人ほど給料があがるような制度になったのかもしれません。

(院長も同じお考えではありますが、病院としての取り決めなのでどうすることもできないとのことでした。)

 

このままでは仕事へのモチベーションも下がる一方で、

そもそも働き方改革などなければ良かったのにとも思ってしまいました。

 受け入れるまでには時間がかかりそうです。

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